ドリームフェスティバルwith台風19号。（今さら）

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●10月12日：ドリフェス前日

その日、テレビでは台風19号への警戒をひっきりなしに呼びかけていた。
19号よりは弱いとされる、18号の時の被害を映像で映す。
吹き飛ばされないよう、柱にしがみ付く人、折れて役に立たない傘。

そんな関東の様子をテレビで見ながら、「ドリフェス、大丈夫かな･･･」と私は心配していた。

せっかくフォロワのSさんの厚意で行けることになったドリフェスだが、私はドリフェス翌日の仕事が休めず、当日最終の新幹線で帰ることになっていた。

13日の朝に新幹線が動いて東京に行けても、夜に新幹線が運休になると、大阪に帰れない。
今会社は休める状態ではなかった。だから、13日夕方以降運休の可能性があったら、私はドリフェスを諦めるつもりでいた。

そんな中、発令された、13日午後4時からJRの「大阪府下の在来線前面運休」

確かに、新幹線ではない。
でも、この状況だと同じく夕方くらいには新幹線が止まってもおかしくない。

当日朝になって、帰れそうにないから行けないなんて言ったら、Sさんは代わりの人をそこから探すことになる。
これ以上迷惑はかけられない。早い内に行けない可能性が高いことを伝えなければ。

冷静に考えてるようで、けっこう悲壮な想いで、SさんにLINEを入れた。

が、いくつかのやり取りの末に、Sさんが言ってくれた言葉は
「こんな状況なんだから、ドタキャンになっても私はドタキャンなんて思いませんよ。大丈夫です！」
「私が紅さんだったらどうするかなぁ。とりあえず、行っちゃうと思うな。」

まずは、ドタキャンになった場合、何とかなる。って言ってくれたSさんの気遣いに、涙がぼろぼろこぼれてきた。
そして何より、「とりあえず」行く。っていう選択肢、自分にはなかったのだ。

そうか･･･とりあえず、多分東京まではたどり着くし、代々木まではたどり着く。フェス開始頃は大丈夫だ。（風速やら何やらで計算するとそうなる）
フェス開始と共に帰ることになってもいいやん。結果見れないかもしれなくてもいいやん。とりあえず、代々木第一体育館まで行こう！

そう決心出来たのは、すべてSさんのオカゲである。
アウェーな中での、すばるのステージ。出来るだけたくさんのすば担が、その場に居て欲しい。
そんなSさんの想いに胸が熱くなった。

かくして、けっこう周りに散々心配をかけた私は、翌朝東京へ向かうべく用意をしたのだった。
（万が一、帰り新大阪や名古屋で止まった場合を考えて、野宿用の冬上着も荷物に入れたよｗ）



●10月13日：ドリフェス当日

自宅を出て、電車に乗ってから、私は最低限の状況をツイートしていた。
フォロワさんにエールを送られながら。

みんなが、台風の状況を教えてくれる。心配してくれる、励ましてくれる。
大丈夫。何か、全てが追い風のように、代々木に向いてる。そんな妙な自信が出てくる。

とは言え、安心は禁物で、定期的にNHKニュースと、ついったーでのお天気垢を確認しながらの日帰り弾丸つあー開始。

11時半、東京品川到着。曇り空。

フォロワのTちゃんと合流。会場へは14時に行けばいいので、偶然居合わせたMちゃんも一緒に、3人で品川駅のデニーズに向かう。

意外にもまだ雨も降ってなくて、デニーズでは少し安心モード、3人でドリフェスに想いを馳せていたｗ
腹ごしらえのランチをしながら、アレコレおしゃべりするんだけど、3人とも定期的にため息を付く。

待ちに待ったソロ。
長らくエイトの中でしか歌ってこなかった、もとい仕事そのものも、ほとんどソロではしてこなかった。

そんな中、満を持してのソロ。
しかし舞台は、ロックフェス。そんな中に、唯一のジャニーズ。完全にアウェーな中での、ソロである。

キャーキャーヲタトークをしては、ため息。そんなのを繰り返しながら、時間は確実に迫ってきて。

3人はデニーズを出て、山の手線に乗る。
山の手線が、代々木に近付くにつれて、3人はだんだん無言になってきた。
緊張がピークに達していた(笑)

考えればじたんに失礼な話だけど、それは仕方ない。
じたんのwebの日記を読んでたから。

じたんが、怖くて怖くて、おしっこちびりそうなんて書いてたから。だからこそ楽しみだとも書いてたけど、そりゃ多少は想像できたけど、やはり文字にして読むと彼がソロをやると言うことの重さだとか、すばるの中の恐れみたいなものが、自分に伝染してしまってたのかも。

すばるの想いが憑依したかのように、私達、緊張してた。

そんな状態で、ほぼ無言のまま、代々木体育館に到着した。

（ココからは、別記事に。ほぼ出来てるがまだアップ出来てない_|￣|○）